毒ポケ愛好家のポケモン育成記

毒ポケ愛好家の私が主にマイナーポケモンの考察と育成をしていきます

ポケモン初心者向け記事〜なぜ厳選するのか〜

ポケモンを買ってみたけどなんか厳選というものがあるらしい。だけど聞いてみたり、調べてみたけど専門単語らしきものが出てきてよくわからない…という人向けの記事です。


厳選する前に必要な知識として三値、性格補正というものがあります。
三値とは種族値個体値努力値という三つの値のことを言います。
まず特に厳選に必要な種族値個体値、性格補正について書きます。

種族値とは?〜種族値はその種族ごとの能力〜
現実の動物で例えるとチーターは足が速いがスタミナが少ないだとか、チンパンジーは力や素早さは低いが頭が良く手先が器用などのものです。
ポケモンではそれが種族値として数値化されてします。
「〇〇(ポケモン名) 種族値」とインターネット調べるとすぐ出てきます。
例としてゲンガーとカビゴン種族値です

ゲンガー
HP60
攻撃65
防御60
特攻130
特防75
素早さ110

カビゴン
HP160
攻撃110
防御60
特攻65
特防110
素早さ30

こうやって見るとゲンガーは特攻と素早さがとても高いけど他は低め、カビゴンはHP攻撃特防はとても高いけどほかは低めとそれぞれ個性があることが分かります
その違いが種族ごとの違い、個性ということになります。

ゲンガーは高い素早さと高い特攻を活かして相手より早く攻撃し倒すという戦い方になりますし、カビゴンは高いHPと高い特防を活かして相手の攻撃を耐えて高い攻撃を活かして相手に反撃して倒すという戦い方になります

個体値とは?〜個体値はそのポケモンの才能の様なもの〜
これは先ほどの種族値と違い同じ種族での違いです。
同じ人間でもスポーツが得意な人がいたり、勉強が得意な人がいたりします。もしくはその両方得意な人もいます。この同じ人間という種族でも個性はでますね。
言うならばその個性が個体値です
ポケモンで言うならば HP-攻撃-防御-特攻-特防-素早さです
そのステータスそれぞれに0〜31の32段階あります。31が最も優秀なものです。
その31で最も優秀な状態のことをVと言います
このVと呼ぶと言うことはこれから必要になるので覚えておいてください。
よく6Vとか5Vとか言われるのを見たことがある人はいると思います。
それはステータスがそれぞれ31である箇所が6箇所、5箇所あることを6V、5Vと言うのです。
人間で言うと運動ができ、勉強もでき、性格もよく、顔もよく、さらに金持ちみたいなものですね

この個体値は生まれた時もしくは野生で出現した時に決定されます。言わば生まれながらにエリートか否かが決定されるわけです。この個体値が厳選に繋がります。

・性格補正とは?〜それぞれの性格の補正〜

ポケモンにはそれぞれ性格というものがあります。いじっぱりな性格だったりおくびょうな性格だったりして全部で25種類あります。
性格はその性格ごとにステータスに補正がかかります。例えば臆病であればすばやさと攻撃に補正がかかります。先ほどの種族値にマッチした性格を選ぶことでそのポケモンの強みを伸ばすことができます。

性格の補正はステータスに上昇補正と下降補正が入ります。
具体的な数字にすると×1.1倍と×0.9倍の補正がステータスのどれかにかかります

例として再びゲンガーを挙げましょう。
種族値を確認してみましょう

ゲンガー
HP60
攻撃65
防御60
特攻130
特防75
素早さ110

このゲンガーの強みは何か
それは高い特攻とすばやさです
なので性格補正は特攻かすばやさに1.1倍の補正が入るものを選びたいですね
そして問題は下降補正です。どこかに上昇補正をかけるためには必ず下降補正をどこかにかける必要があります。
やはりどこにかけるのかは一番重要性の低いステータスとなります。
種族値を見てみればとても攻撃が低いことがわかります。特攻が高いのでわざわざステータスの低い攻撃をを使って弱い攻撃を打つということは特別な理由がない限りありません。なので使わない攻撃に下降補正をかける訳です

ゲンガーの場合は多くは臆病な性格が選択されます。
臆病はすばやさが上がり、攻撃が下がる性格です。


ここまでのまとめをざっくりソシャゲ風にまとめてみます
キャラによって性能が違う→種族値
同じキャラクターでもレアリティによって強さが違う→個体値
そのキャラクターを選ぶ際の覚醒進化の分岐(ベースは同じだが強みが違う)→性格補正

そして次は厳選です。
ポケモンでの厳選とは
簡単に言うとより強いポケモンを使うために品種改良みたいなことをするという認識でいいと思います。もしくは先程の上のソシャゲ風に言うならばリセマラです。

・なぜ厳選する必要があるのか
同じポケモンでも先ほどの個体値の欄にも書きましたが優劣がでます。
同じポケモンでも個体値が低いことで本来は有利なはずのポケモンに負けてしまったりすることがありえます。
そしてネット対戦で使われているポケモンは今作のポケモンの仕様的に厳選難易度が下がったこともありほぼ最も優秀である個体と言っても過言ではないでしょう。
ですので最も優秀な個体を使用していることを前提とした対戦となる訳です。そのなかで厳選をしていないポケモンで戦うというのは、そのゲームの上手さ、センスに関わらず圧倒的にハンデを背負った状態ということです。
同じ実力であれば使っているものが優秀なものが勝つのは避けられないでしょう。
同じ土台で戦うために厳選は必要となるのです。

厳選しなくてもいいや!って思っている初心者の方向けになぜほかのポケモントレーナーは厳選をしているのか、厳選って本当に必要?ってことの理由を説明するために書きました。

厳選のやり方については調べれば色々出てくると思います